◆ディズニー原画とは ◆原画の魅力 ◆原画の種類 ◆原画の価値
1)キーマスターバックグラウンド作品
背景画、セルともに実際の映画制作に使われ、かつそのシーンが映画に登場する作品。美術館に収納されれば代表作として展示されるべき最も価値のある原画です。
* 【白雪姫】では729枚の背景画が制作されておりますが、このKey Master background作品は20枚も存在していないと推計されています。
2)オリジナルプロダクションバック作品
「アート性」を追求し、実際の映画制作に使われ登場した背景画とセルを別々に組み合わせた作品。 映画にはそのシーンは登場しないものの、ビジュアル的に優れた貴重な作品です。
*背景画は実際の映画に登場するわけであり、ウオルト・ディズニー本人かスタジオが、友人VIPにプレゼントした例が多い、稀少性の高い原画です。(【白雪姫】では729枚の背景画が制作されています)
3)補助バック作品(Preliminary Background)
実際の映画制作用にこの背景画が制作されたものの、映画撮影段階で他の背景画と差し替えられたものでセル自体は実際の映画制作時に使われた作品。 *背景画は実際の映画制作には使われておりませんが、映画制作用に作られた背景画であり、作品のクオリティーは実際の映画制作に使われました作品と何ら劣るものではありません。 この作品もウオルト・ディズニーの友人・知人やVIPに配られた作品が多いと見られており、当時は、2)のオリジナル作品と同じ位の評価を受けていたようです。
4)クルバジェ・エアーブラシ・バック作品
セルは実際の映画制作に使われたものの、背景画は1940年当時サンフランシスコにありました<クルバジェギャラリー>がディズニースタジオ社との協力により、実際の映画のシーンに近いイメージをエアーブラシで再生した作品です。 中には【バンビ】のように一部パステルを使ってより効果的にイメージを演出した作品もあります。 一般的に、これらの作品をクルバジェ作品と呼んでいます。
5)クルバジェ・ウッドベニア・バック作品
セルは実際の映画制作に使われたものの、背景画は1940年当時サンフランシスコにありました<クルバジェギャラリー>がディズニースタジオ社との協力により、実際の映画のシーンに近いイメージをウッドベニア(板)に描いて再生した作品
*中には、単にウッドベニアを背景につけたものも存在しますが、ごく稀に水彩画で見事に背景を再生している作品もありこれらは非常に珍しい存在となっています。
6)クルバジェ・ドットペーパー・バック作品
セルは実際の映画制作に使われたものの、背景画は1940年当時サンフランシスコにありました<クルバジェギャラリー>がディズニースタジオ社との協力により、よりセルが引き立つようにと、青い紙に白い斑点がある紙を背景につけた作品です。 【白雪姫】にはこの手の作品が数多く存在します。
7)オリジナル作品
セルは実際の映画制作に使われたものの背景画は存在しない作品でこれには2種類存在します。 一つは当初は背景画があったものの破損等で背景画がなくなった作品と、当初から背景画がついていなかった作品です。 今では、どちらがどうだったか判別は不可能ですが、どちらも映画制作に使われたことには違いなく、今ではどちらも貴重な存在となっています。
8)ディズニーランドバック作品
これは比較的新しい作品で、【ワンワン物語】、【101匹わんちゃん】、【眠れる森の美女】、【ジャングルブック】、【おしゃれキャット】等のセルがお土産として、ディズニーランドで販売されたのですが、この作品を <ディズニーランドバック作品>と呼んでいます。 背景画はカラー印刷となっている作品が多いですが、中には背景画を付けずに販売されたものも多くあります。 この<ディズニーランドバック作品>は、パックに入れられて販売され、このパックの裏には、ディズニーランドで販売したという証明である、<金色の証明書(Gold Label)>がつけられていました。
上記以外にも、当時のアニメーターが制作記念として持ち帰ったりした作品や、ディズニー社がサザビーズオークション会社と共同でオークションにかけた作品もあります。